エシカルヘンプと呼ぶその理由について

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タイ国内でのヘンプ(産業大麻)の栽培は、基本的には法律により禁止されています。
ごく僅かですが、特別な認可を得た企業や団体にヘンプ(産業大麻)の栽培が許可されています。

当店が取り扱うタイ国産ヘンプは、タイ北部に暮らすモン族やアカ族を支援するために組織された企業がタイ王室から特別に認可を頂戴してタイ国内でヘンプ(産業大麻)の栽培を行っています。

タイ王室では、タイ国内に住む少数民族の生活支援を目的に様々なプロジェクトを推進しています。
ヘンプ(産業大麻)の栽培もそのひとつです。


伝統的な生活スタイルを伝承する少数民族は、自給自足に近い生活を続けています。
衛生環境など様々な問題で乳幼児の死亡率が高いという問題を抱えています。
現金収入さえあれば、薬を購入して乳幼児の死亡の確立を下げることが出来るのです。

そこで、タイ王室などが支援して現金収入を得られる産業を推進しています。

モン族は、伝統的にヘンプを栽培して民族衣装に仕立てて着用して来たという歴史があります。
農作業に秀でたモン族の人々の手によってヘンプの栽培が行われます。

一年草であるヘンプは、毎年必ず翌年用(次回用)の種を採取する必要があります。
自然環境の中で栽培するヘンプは、必ず種を付けるまで成長させるには技術と長年培った知恵などが必要となります。ヘンプの栽培は決して簡単ではありません。

タイ政府がヘンプ栽培を国の基幹となる産業にしようと推進した時期がありました。
しかし、ヘンプ栽培に対しては未熟だった新規農家は、栽培に失敗して育ったヘンプのすべてを廃棄処分にしてしまった、という事案がありました。


ヘンプを栽培するという労働環境を手にすることにより、モン族の人々も定期的な現金収入をえられるようになりました。
モン族が栽培したヘンプの繊維を市場価格と同等の価格(公正な取引)で買い上げます。

次は、モン族の栽培したヘンプの繊維をアカ族の村に持ち寄り、糸や布へと加工します。

アカ族は、規律を守りとても勤勉でまじめな人々が多い民族です。
ヘンプの繊維から糸や布に加工するには、とにかく根気が必要になります。
日本では手績み(てうみ)と呼ばれ、極めて細く裂いたヘンプの繊維の先と先を繋いでいきます。
ひとりで一反分の糸を手績みするには、数カ月の時間を要したといいます。
糸を績むという作業がどれだけ大変だったかが分かります。

現在は、糸を紡ぐための手作りの機械を用いて糸に加工する作業のの負担も軽減されているようです。
機で織る作業もまた繊細な作業です。
ひと織ひと織丁寧に機で織っていきます。機織り機で織った布は、おおくの空気を含むように織られているので独特の風合いが魅力です。

紡績(機械を使用して糸に加工する)技術も向上しており、ヘンプの繊維を紡績によって糸へ加工が可能となりました。
布地によって手績みの糸で機にかけて織った手織りの素朴な布地と紡績工場で加工した糸で機械織りで織った薄手でプレーンな質感の布地の2種類があります。

アカ族が織った手織りの布は、モン族同様に市場価格と同等の価格(公正な取引)によって購入します。


NOT CHARITY , JUST WORK.
仕事を通じて自立を側面からサポートする

という言葉が有ります。
公正な取引によってヘンプの繊維やヘンプの布を購入することで持続可能な生活支援を行うことが目的です。


ヘンプの栽培は、無農薬栽培することが可能で環境への負担が少ない植物です。
そのヘンプをモン族が栽培してアカ族が布や糸へ加工します。
繊維や布は、公正な取引によって買い取る行為は、社会貢献に繋がる活動だと考えます。

タイ工藝ムラカでは、こういったストーリーをもつタイ国産ヘンプをエシカルヘンプと呼んでいます。
エシカルとは、「道徳、倫理上の」という意味。
その言葉通り良識にかなって生産、流通されているファッションをエシカルファッションと呼びます。

エシカルに繋がるキーワード
伝統(トラディショナル)、公正な取引(フェアトレード)、技術(クラフトマンシップ)、文化(カルチャー)、社会貢献(ソーシャルコントリビューション)、持続可能性(サスティナブル)、環境(エンヴィロメント)、生態(エコロジー)、労働(ワークレイバー)、支援(サポート)、教育(エデュケーション)

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最後に教育について。
タイのヘンプメーカーの支援により学校が設立され、モン族やアカ族など少数民族の子供たちに教育の機会を提供しています。
ワークショップとしてヘンプの栽培が次世代まで続けて行けるようにモン族の子供たちにヘンプ栽培の教育も行われています。

こういったヘンプという植物を中心にしたサスティナブルな活動をタイ工藝ムラカも応援したいと考えています。


タイ工藝ムラカセレクト&オリジナルのエシカルヘンプアイテム

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