なぜヘンプがオーガニック素材と呼ばれるのか!?

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大麻の栽培畑 収穫直前の様子(栃木県)


大麻(ヘンプ)は、日本の文化ともつながりの深い布地です。
明治時代までは、麻と言えば大麻(ヘンプ)や苧麻(ラミー)を指しました。現在でも大麻(ヘンプ)は本麻とも呼ばれ和装着物の素材としても人気が有ります。近江上布、越後縮など

農薬や化学肥料を使用しなくても元気に育つヘンプは、環境への負担が少ないエシカルな素材として注目されております。無農薬で育つヘンプは、オーガニックコットンと同様に安心して身に付けることが出来る素材として人気です。

大麻(ヘンプ)の栽培は、種まきから収穫までおよそ90日(タイの場合)または100日(栃木県の場合)という短期間で行います。
成長のスピードがとても早いというのが特徴のひとつです。

成長スピードが早いということは、土地へ与える影響(負荷)を少なくできる特徴があります。いわゆる土地を枯らすという心配がありません。
オーガニックコットンの栽培には、大量の水の散布を必要とします。地域によっては、地下水などその土地への環境悪化が心配されています。
大麻(ヘンプ)の場合は、雨水のみで十分に育ちます。雨が降りやすい山間部を栽培地として選ぶ理由もここにあります。


日本人の名前に“麻”という感じが多く付けられているのも、麻(ヘンプ)は天に向かって真っすぐ伸び、そして成長が早いことから、すくすくと健康で無事に成長することを願って付けられることが多いと言われています。

成長スピードが早いということは、化学肥料などを必要としません。麻の茎を収穫する際に、不要な葉や根の部分を切り落とします。
それらが肥料となり土の栄養となります。こういったことも化学肥料を必要としない理由のひとつです。



大麻(ヘンプ)の茎を真っ直ぐに伸ばすために株間を詰めて栽培します。
密集させることで畑の内側の大麻(ヘンプ)は風から守られ(大麻の茎は直径1cm程度ととても細いです。)、茎の途中に葉が付くことを防ぎ(葉が無いことでまっすぐで綺麗な繊維になります。)、日光が当たらないので、白く柔らかい繊維になります。
そして虫が畑の中に進入しにくくなるという利点もあります。虫が付きにくいので殺虫剤などの農薬を使用する必要がありません。虫の付きやすい葉の部分は、もともと収獲せずに廃棄処分となるので、これも農薬を必要としない理由のひとつでしょう。

畑の外側に生えている大麻(ヘンプ)は、風の影響で曲がったり、日光に当たり過ぎて茎が太くなったり、虫がついて黒く変色したりしていました。
これらの大麻(ヘンプ)は、収獲せず廃棄処分となります。

大麻(ヘンプ)の成長スピードが早いという理由とともに、こういった栽培方法から農薬を使用せずとも有機栽培で大麻(ヘンプ)の収穫が出来る事からオーガニック素材と呼ばれています。


最後になぜオーガニック認証を取得しないのか?という質問についてお答えします。

簡単に答えてしまえば、認証など必要が無いからです。
コットンは、栽培するのに大量の農薬を必要とすることは皆さんご存知だと思います。
そういった農薬を使用して栽培されたコットンと区別するために無農薬で有機栽培されたコットンには、オーガニックの認証が必要となります。

大麻(ヘンプ)の場合、大麻(ヘンプ)という植物のもつ特徴や栽培方法からも分かるように化学肥料や農薬を必要としません。
有機栽培であるというオーガニックの認証を取得する必要が無いのです。農薬を大量に使用した大麻(ヘンプ)というものが出てきたら変わるかもしれませんが。今のところは、そういった大麻(ヘンプ)は無いようです。

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ヘンプの栽培畑の様子 (タイ国内)


当店で取り扱うエシカルヘンプは、ヘンプの栽培から加工までのすべての作業をひとつの企業が管理しています。
トレーサビリティの観点からもヘンプの栽培から製品への加工まで追跡が可能な点も大きな特徴のひとつです。

ヘンプの栽培には、伝統的にヘンプを栽培してきたモン族が担当します。
モン族は、化学肥料も農薬も無い時代からヘンプを育て、糸に加工して布を織ってきた民族です。
ヘンプの栽培に精通しているモン族が種まきから収穫まで有機栽培にて行います。

エシカルヘンプもオーガニック素材として安心してお使いいただけます。

*食品など体内に入る商品については、オーガニックの認証が無いと商品名などにオーガニックと付けてはならないという規制があります。
しかし布製品の場合は、オーガニックの認証が無い場合でも商品名にオーガニックと付けても問題はないということになっております。
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