群馬の大麻と栃木の大麻そしてタイのエシカルヘンプの繊維の違い

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4月より始めた大麻(ヘンプ)繊維の研究がひと段落したので、ちょっとだけご報告差し上げます。

4月に訪ねた大麻繊維研究家の高安先生に日本国内の大麻栽培について詳しくお話を聞かせていただきました。
それから、実際に順を追って大麻の栽培について研究を始めることにしました。

5月には、栃木県内にある大麻栽培農家を訪ねて大麻栽培の実際の様子を見ることが出来ました。

7月は、ちょうど大麻の収穫期に合わせて日本麻振興会会長でもある大森さんの麻畑を訪ねて収獲した大麻の湯掛けの作業を拝見することが出来ました。
大森さんには、大麻の栽培方法や栃木伝統の大麻の加工法について詳しく教えていただくことが出来ました。
このときは、タイのエシカルヘンプ製品メーカーのオーナーも同行していたため、日本の大麻の栽培方法とタイのヘンプの栽培の方法の違いなど詳しく知ることが出来ました。

そして、9月に群馬県の大麻栽培地を訪問する特別な機会をいただき、伝統の麻ひきの作業を見学して参りました。
麻ひきの作業に関する詳しいレポートは、また改めてご報告させていただきます。

約4ヶ月をかけて大麻の栽培から精麻へ加工する工程を順に観察することが出来ました。

さて、タイトルの件ですが、大麻も栽培地や品種によってだいぶ違いが出るということが分かりました。
品種はもちろんのこと、栽培地の環境や栽培の方法によっても大麻(ヘンプ)の繊維の違いが現れるようです。
どの方法がいいというわけではなく、それぞれの地域に合った栽培方法がそれぞれの大麻(ヘンプ)に適しているということです。

それからここが一番重要だと思うのが、大麻(ヘンプ)の繊維をどのような目的で使用するかということです。
栃木の大麻は、商業目的で栽培をされているため、伝統の方法を守りながらも効率化の為に、一部で機械を使用して大麻の繊維を加工します。
精麻を販売するのが目的なので、その精麻がどのように利用されるのかは特に興味がない様子でした。
しかし、商業目的の為、比較的容易に栃木県産の大麻を購入することが出来ます。

群馬の大麻は、地域の伝統である大麻栽培の技術を守る為、古来から伝わる手作業の方法にこだわります。
宮内庁や伊勢神宮の収めることも目的のひとつなので、最上の品質を追求しています。繊維の強さがポイントのようです。日本の大麻栽培の伝統を守るという誇りにかけて最高品質の大麻を作ろうという気概を感じました。しかし、伝統を守ることが最優先の為、極小規模でしか栽培されておらず、残念なことに我々一般の人間が群馬の大麻を見たり触ったりする機会はほとんど残されていないことです。

タイのエシカルヘンプは、衣料品やテキスタイルに加工するのが目的なので、肌さわりなど布地にした時の柔らかさにこだわります。繊維を灰汁に漬けたり、木槌で叩いたり様々な加工を施して繊維を細くそして柔らかくします。
商業目的のヘンプの栽培ではありますが、世界をマーケットにした販売を目的にしている為、品質は最上を目指しています。
実際にフランスやイタリアを代表する老舗メゾン(ラグジュアリーブランド)がタイのエシカルヘンプを使用しております。
当店取扱い予定のエシカルヘンプの布を手に取っていただければ分かるかと思うますが、これまでに抱いていたヘンプの質感や肌さわりに対するイメージが一変することでしょう。


大麻(ヘンプ)の繊維を比べることで育つ環境や地域によってその品質や質感が変わることが、はっきりと知ることが出来ました。
大麻(ヘンプ)の布は、育つ環境などによって表情に大きな違いが現れるということです。
ヘンプ製品を購入するうえでの参考にしていただけましたら幸いです。


*画像
左:栃木県大森さんの精麻
中:群馬県の日本伝統の精麻(筆者がひいた麻のため不出来な精麻です。)
右:タイ北部のエシカルヘンプ(精麻を柔らかい繊維にするために木槌などで叩いで加工したものです。)


世界で一番美しいヘンプ~タイ国産エシカルヘンプ画像アルバム

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