竹のめざめ展@栃木県立美術館

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栃木県立美術館で催されておりました「竹のめざめ」展を拝見して参りました。
竹細工を芸術の域にまで昇華させて竹工芸(ちっこうげい)という分野を生み出した飯塚琅玕齋(ろうかんさい)の作品を中心に飯塚家の作品などが並びました。

優れた作品の多くは、個人蔵のものが多く、竹工芸の作品が一堂に会して一般に公開されることは珍しく大変貴重な機会となりました。
以前に訪ねた斉藤正光氏が所有する作品も展示されておりました。
参考:栃木県大田原市で竹工芸探訪

微細な作品もあれば、大胆な作品まで、竹という一つの素材だけでこれだけ多くの意匠を作り出す才能に驚愕します。
改めて竹工芸の素晴らしさを感じました。


今回の展示されていた作品の多くは、こちらの竹籠の美という作品集にも収めされております。
ご興味がある方は、お手に取って見てください。とても見応えのある画集です。

英文版 竹籠の美 - Japanese Bamboo Baskets



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カンタと刺し子 ベンガル地方と東北地方の針仕事@日本民藝館

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カンタと刺し子 -ベンガル地方と東北地方の針仕事- 日本民藝館


明治から昭和にかけての日本3大刺し子の展示を中心に拝見して参りました。
青森県津軽地方の「こぎん」、青森県南部地方の「菱刺し」そして山形県庄内地方の「刺し子」を日本三大刺し子と呼びます。

それぞれに特徴があり美しい刺繍の手工芸です。現在では、刺し子を刺す作家や職人も少なく、これらの刺し子を目にする機会も貴重となりました。

インド旧ベンガル地方の刺繍であるカンタと東北地方の刺し子の特別展示でした。


やはり見るべきは、東北地方の刺し子の技術です。
藍染めにした麻(ヘンプ)や木綿の半纏などに生成の綿の糸を刺した刺し子の作品が並びました。

藍染めの布と生成の糸の2色だけで表現豊かに刺繍をされた刺し子は、大変美しく感動いたしました。
雪で閉ざされた東北地方の内職とはいえ、とても芸術性が高く完成度も高い刺し子は日本を代表する工芸品のひとつと言えるでしょう。

この刺し子の技術を現代にも伝えて行きたいと思います。
ヘンプ製品と刺し子の新製品開発に繋げて行きたいです。
(日本やタイの伝統の技術を伝えることもエシカルの考え方のひとつです。)

七宝模様(庄内刺し子)エシカルヘンプシーツ フラットタイプ



七宝模様(庄内刺し子)エシカルヘンプシーツ フラットタイプ

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水戸市栄町1-11-30#01
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日本伝統 本灰汁建て正藍染め工房「紺邑」 染め師大川氏再訪

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タイ工藝ムラカのオリジナル商品となるエシカルヘンプのファッションアイテムを藍染めにしていただく為に、栃木県佐野市にある本灰汁建て正藍染め紺邑(こんゆう)の大川さんを再訪して参りました。
*前回の訪問時の様子は、こちらの記事からどうぞ(動画有り)>>>日本伝統 本灰汁建て正藍染め工房「紺邑」 染め師大川氏を訪ねて

染め師の大川さんは、藍染めの研究を重ねて室町時代の日本伝統の藍染を復活させた染め師としても有名です。

藍染めについて無知な筆者が藍染の専門家を訪ねるわけですから、おのずと藍染めの話、それも本灰汁建てという方法の正藍染めについて解説していただく事になります。

これまで知っているつもりだった藍染めのことがすべて覆ります。
藍染めは、色落ちしやすい。
藍染めは、色移りする。
藍染めは、臭いがする。
藍染めは、草木染同様に日焼けする。

これらすべてが間違いだということを知りました。これは、参りました。

ということで、いちから正藍染めについて勉強することになりました。
こちらの動画にて大川さんによる正藍染めの実演と正藍染めの解説を聞くことが出来ます。


両手が藍に染まっているところがポイント。天然の染液を使用しているので手袋を必要としません。本物の染め師の証。男でも惚れますね。
タイのカレン族の村で出会った染め師の手も同じように染液で染まってました。

更に詳しく本灰汁建て正藍染めについて知りたい方は、藍染め師大川さんのブログやフェイスブックページで知ることが出来ます。ご参考にされてください。
ブログ:紺屋の白袴 藍染めのことや、紺邑の日常を綴ったブログです。
フェイスブックページ:藍染



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エシカルヘンプの草木染実験 染色家飯塚優子氏を訪ねて@ぷにの家



エシカルヘンプと草木染の相性を確認するべく、茨城県つくば市にある草木染の工房ぷにの家を訪問して来ました。

岡山県で活動されている草木染の作家さんにエシカルヘンプのモニタリングを依頼してあり、エシカルヘンプと草木染の相性の良さについてを報告いただいておりました。
そこで、実際に草木染の現場とエシカルヘンプとの相性を確認するべく、つくば市にある草木染工房ぷにの家の飯塚さんにご協力いただきエシカルヘンプの草木染の実験をしていただきました。

秋冬に向けて暖色系の色に染めて欲しいとリクエストして赤系の色が出る茜染めで染めていただく事になりました。
茜染めの原料であるインドアカネの枝を煮出して染料を抽出します。
気温30度以上を超す真夏日の日にガスで染料を煮出す作業は、猛烈な暑さで修行の様でもありました。

インドアカネを煮出して抽出した染料にエシカルヘンプを浸し、煮物のように煮込みます。
ある程度煮込んだエシカルヘンプの布を媒染剤となる明ばんの液に漬けます。
この一連の作業を繰り返してエシカルヘンプの布に染料を定着させます。
色を濃く出したい場合は、この作業を何度も繰り返すということです。単純な作業とはいえ時間と労力のいる作業です。

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作業の合間に工房の裏手にある畑を案内していただきました。
なんと!そこには葉藍が栽培されていました。

正藍染めに挑戦するべく葉藍の栽培から挑戦されているとのことでした。
正藍染めに必要な葉藍やすくもの量が減少している話を紺屋の大川さん紺邑)や日下田藍染工房の奥様からお話を伺っていたので、正藍染めの希望がこんな身近なところで芽吹こうとしていることを知り感動致しました。

エシカルヘンプの茜染めの布は、しばらく時間がかかるということでいったん預けて作業を続けていただく事になりました。
染め上った布については、また後日ご報告させていただきます。

ムラカでは、エシカルヘンプの製品化に向けて様々なリサーチを続けております。
自然のパワーに満ちたオシャレで安全なエシカルヘンプファッションを提案させていただきます。
ご期待くださいませ。

タイ国産エシカルヘンプ画像アルバム

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日本伝統 本灰汁建て正藍染め工房「紺邑」 染め師大川氏を訪ねて



先日、来日中のヘンプ製品メーカーのオーナーを引率して栃木県佐野市にある紺屋(藍染め屋)の「紺邑(こんゆう)」を訪ねました。
染め師の大川さんは、日本伝統の灰汁建て(あくだて)による正藍染めをおこなう数少ない藍の染め師です。
大川さんは、灰汁建てによる正藍染めを継承していくために精力的に活動されております。
地元で栽培されていた藍の原料である葉藍の栽培を105年ぶりに復活することに成功されるなどとても真摯に正藍染めに取り組んでおられます。105年ぶり「佐野藍」が復活 市民有志が成功

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紺邑の工房前で育つ佐野藍

日本の正藍染めの方法とタイで行われている沈殿藍の方法の違いなどご教示頂きました。
日本伝統の正藍染めは、葉藍を堆肥のように発酵させたすくもと呼ばれるものを原料とします。
すくもの原料となるの藍の栽培が減少ししているために正藍染めを行う紺屋が少なくなってしまったそうです。
佐野藍の復活により安定的に葉藍の生産ができるようになれば、日本伝統の正藍染めも普及していくであろうと期待しております。

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大川さんが使用するすくも(発酵させた有機堆肥と同じ匂いがします。)


葉藍を発酵させたすくもと植物や薪を燃やした灰をお湯で溶かした灰汁(あく)で建てる(染料を水に溶かす)ことを本灰汁建てと呼びます。
二酸化炭素排出の問題や周辺環境の変化によりこの灰を手に入れることもままならなくなっているそうです。
幸いに佐野は寒い地域であるため薪ストーブを使用する家庭が多いため、薪ストーブで出た灰を譲っていただいているそうです。
灰汁は、布を漂白したり柔らかくする効果もあるため、自然布を扱うものにとってはとても貴重な存在です。
ヘンプ布の漂白実験①実験②の様子

本灰汁建て正藍染めと沈殿藍染めの大きな違いは、動画をみていただければわかる通り染め液からあげた布の色がみるみる変化していくところです。空気に触れて正藍染めの染め液が酸化して色が変化していく様は不思議で実に見事でした。

実演で使用した染め液は、まだ若く元気がある為に色が濃く染まるそうです。
ベテランの染め液は、ちょっと元気が足りない為に色が薄く染まります。
鮮やかな水色に染まるのです。涼を感じる水色の藍染。とても素晴らしい色でした。

今回、サンプルとして用意したヘンプのストールを大川さんに預けて参りました。
水色に染められた正藍染めのヘンプストールはどのようなものになるのでしょうか!?
ご期待いただければと思います。

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ヘンプストールを染め液に漬けるところ


エシカルヘンプの製品化に向けて様々なリサーチを行っております。
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